あみぐるみたちの物語

あみぐるみのantoco*の世界観

あみぐるみのantoco*が作るあみぐるみたち、『実はひとつの大きな守り神の木のもとにつながっていたのです…』

あみぐるみを作るとき、私はひとりひとりに簡単なストーリーを込めています。「この子はきっとこんな性格で、兄弟姉妹は何人で、将来の夢はこんな感じで…」というふうに。それは作り手の私の中だけにある想像・妄想・空想だったのですが。

ある日ふとした瞬間にあれとあれとあれがこうなって、、、とつながり、ひとつのお話になったのです。まるで前からそうだったように(o^―^o)ニコ

どうぞ『あみぐるみのantoco*の世界観』をお楽しみください。

「アミィベア」が暮らす街

アミィベア」は、やさしくてのんびり屋のクマの男の子。
大好物はメープルシロップとドーナツ🍩。「大好きなドーナツを食べているときは、いつでも幸せな気持ちになるから不思議だなあ。」と思っています。

アミィベア

アミィベア

もじもじのリリーくん

もじもじのリリーくん

アミィベアの一番の友だちは、リリーくんという男の子。ちょっと気弱で、いつも何かに悩んでいます。
今は隣町の女の子に恋をしていて、アプローチをしたいのだけれど、もじもじしちゃって気持ちを伝えることができません。落ち込むリリーくんを見るたびに「元気を出しなよ」と励ますアミィベア。
まったくリリーくんを元気づけることが毎日の日課となっています。

今日もリリーくんを慰めるアミィベア。「ドーナツを食べれば幸せになれるのにな」そう思いながら、大きな木の下でドーナツを頬張り今日もうたた寝をするのです

何をしたらいいいのかわからないんだ・・・

何をしたらいいいのかわからないんだ・・・

自分にもっとやさしくしよう。めいっぱい甘やかすんだ。

自分にもっとやさしくしよう めいっぱい甘やかすんだ

ボクはまずドーナツを食べるよ。

ボクはまずドーナツを食べるよ

さわやかな風に頬を撫でられ目を覚ましまた。「誰かに頬を撫でられたみたいだったな」そんな風に思い、寝転がったまま大きな木を見上げました。

木は大きな枝を動かして、アミィベアの上に大きな日陰を作ってくれていました。「ありがとう」お礼をいうと、大きな幹の途中にある大きな目がやさしくにっこりとほほ笑みました。
「ねえ、大きな木さん。あなたのてっぺんはどうなっているの?」
大きな木はほほ笑むだけで何も答えてくれません。
アミィベアは仕方ないなあとつぶやくと、心地よい風をゆりかごに、またうたた寝をはじめました。

実はこの街はドーナツのように丸くなっていて、街の真ん中に大きな大きな木がそびえたっています。それが「大きな木」さん。

その大きな木は実は守り神の木。
守り神の木は大きな目と大きな口、大きな耳を持っていてみんなをやさしく見下ろしています。大きな腕のような枝は、暑い日はみんなのために日陰を作ってくれて、また風の強い日は風よけになってくれるのです。

みんなその木が大好きで何かというと、その木のまわりに集まっておしゃべりを楽しんでいます。嬉しいことがあるとお弁当を持って木の下で祝杯を上げ、哀しいことがあると木に話を聞いてもらうのです。みんなこの木が大好きなのです。

守り神の木はなぜか体育座りをしています。あるとき不思議に思ったアミィベアは質問をしました「どうして体育座りをしているの?」木はニコッと笑うだけで、答えてはくれませんでした。話かけると目がぎょろっとこっちを向きます。でもその目はとてもやさしくて、吸い込まれそうです。なぜ?どうして?の疑問はあるけど、みんなやさしい木が大好きです。

みんなが大好きな守り神の木。だけどその守り神の木は大きくて大きくてどんなに見上げてもてっぺんが見えません。守り神の木の途中は雲がかかったみたいに白くなっていて、その上が見えないのです。
クマたちは木を見上げては「あの上はどうなっているんだろう」と思いを巡らします。「あなたのてっぺんはどうなっているの?」とアミィベアは尋ねたことがありました。でも木は微笑むだけでやっぱり何も言ってくれませんでした。だからクマたちの話題はもっぱらこの木のてっぺんのことばかりです。

大きな木さん

大きな木さん

さて、この守り神の木。実は、、、とっても不思議な木で、別の世界にも存在していたのです。

別の世界とは、どんな世界でしょう。そのひとつは、「全身タイツの世界」。
全身タイツの世界では、みんなが全身タイツを着ています。生まれる前に何色のタイツになるか決めてその色になって生まれます。ずっと情熱的でいたいと思ったら赤色に、ずっと恋していたいと思ったらピンク色に、颯爽とかっこよくいたいと思ったら青色に、自然が大好きだ~と思ったら緑色に、などみんな思い思いの色を選んで生まれてきました。

全身タイツくん

全身タイツくん

タイツくんたちはほとんどの時間を体育座りで過ごします。特技は宙を見てぼぉ~とすること。「今日も幸せだね」そんなことを思いながら1日中のんびり過ごすのです。そんなのんびりやのタイツくんたちもたまに集まっておしゃべりをします。今がどんなに幸せか、毎日眺めている空の色はなぜ変わるのか、、、あーでもないこーでもないといろんなことについておしゃべりをするのですが、そんな中でも必ず話題に持ち上がるのはやっぱり、この守り神の木のてっぺんについて、です。どんなに見上げてもてっぺんが見えません。毎日毎日見上げてはあの上はどうなっているんだろうとみんなで思いを巡らしています。

さらに別の世界もありました。それは「ネコの世界」です。
ネコの世界は他と違って忙しく過ぎていました。自分の大切なものを上げたいネコたちはいつも疲れている人や落ち込んでいる人を探していて、見つけたら急いでかけより「元気を出してね」と、自分の大切なリンゴやマカロンなどをプレゼントするのです。それが自分たちの使命だと日々はりきっています。

自分の大切なものを上げたいネコたち

自分の大切なものを上げたいネコたち

手足の長いネコはクールでオシャレ。いつもファッションに気を使っていて、お気に入りの服を着ておでかけするのが楽しみ。
三白眼でひそひそ密談する3兄弟はピクニックが大好きで、お弁当をつくっては公園へおでかけ。
最近引っ越してきた首にスカーフを巻いたネコは、流行りものが大好き。Youtuberになりたいと密かに思ってがんばっています。そんな個性あふれたネコの世界では、日々いろんな事件が起こっているようです。

この世界にもやっぱり街の真ん中に大きな木がそびえたっています。
ネコたちはせわしくなくしながらもこの木のてっぺんはどうなっているんだろうと疑問に思っていました。

クマの世界、タイツの世界、ネコの世界といろいろな世界を守っている大きな木。もしかしたら、他にも世界があるかもしれません、それは無限に広がるパラレルワールド・・・。

みんなを守るこの大きな木。実は・・・
『神さまの木』だったのです。

続き・・・

木の途中に広がる分厚くて大きな雲を抜け、どんどんどんどん上に進むと、なんとたくさんの神さまが暮らしていたのです。ブッダ、ガネーシャ、不動明王、天照大神、アマビエ、龍神などなど、日本のみならず世界中のあらゆる神々が住んでいます。

神さまたち

神さまたち

守り神の木の大きな目は神さまがみんなを見つめるためにあって、大きな耳はみんなの気持ちを聴くためにありました。大きな口は、、、話せないので微笑むためだということです。
神さまの世界はとっても明るくて幸せに満ち溢れていました。雲の上の神さまのいる世界にも小さいけれど木があって、そこには甘く美味しい実がたわわに実っているし、その小さな木のまわりにはキノコが生えていて、食べるものには困りません。まさに五穀豊穣です。鳥たちは舞い、小さな生き物は踊り、フクロウはご機嫌に鳴いてまさに商売繫盛。神さまたちはもちろん仲が良くて、神さま付き合いは円満、みんな一緒に暮らしています。積極的に外国の神さまとも交流し、ご縁がどんどん結ばれることも。なんでも叶う神の世界なのです。

神さまたちはいつも下界を見下ろしています。大きな守り神の木の目を使って、それぞれの街を見に行ったり、耳を使って声を聴いたりしています。助けを求めてくれればいつだってすぐに手を貸す気持ち満々なのです。なのにみんな頑張り屋さんでなかなか助けを求めて来ない。特に思いを告げることもできないリリーくんなんて早く手助けをしたい気持ちでいっぱいと神さまたちはヤキモキしています。「すぐにでも手を貸したい!」そう思っていてもみんなが必要としなければ手を差し出すこともできません。

木の下で暮らすみんなのことが大好きな神さまたちは、ただただ優しく見守ることしかできないからと、ときどき空から雨や星を降らせ、虹を出したり、雷を起こしたりしてみんなに気づきを与えています。
神さまたちはとても好奇心旺盛。上から見ているだけでは飽き足らず、みんなの様子を近くでみたいとときどき龍神さまの背中に乗ってぶわんぶわんとみんなのもとに飛んでいくのです。
そして、おにぎりに変身したり、怖い顔の猫に変身したりして、こっそりみんなと一緒にいるのです。ふふふ誰も気づかない、そうやって遊んでいるのは神さまですよ。

龍神さまとおにぎり

龍神さまとおにぎり

だからこの守り神の木の周りはいつも平和。ほのぼのと優しい世界が広がっています。今日もちょっとのハプニングと幸せな日々が過ぎていきました。

さて、この「守り神の木」のまわりは無限の世界が広がっています。だから、アミィベアやタイツたちだけじゃなくほかの世界もきっとあるはず・・・。って、あれあれあっちにもパラレルワールドが広がっているようです。あれはなんの世界でしょうか。

神さまの木

神さまの木

どんどん広がるあみぐるみのantoco*の不思議な世界を一緒に楽しんでくださいね。